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マンモグラフィーと乳腺エコー、違いは? どちらを受けるべき??

乳がん検診を受ける人が増えています

タレントの北斗晶さんの乳がん報道をうけ、乳がん検査を受ける女性が増えているそうです。
それは大変喜ばしいことです。
命は落とさないまでも、まだ子どもが小さいのに闘病というのもとても大変!
できるだけ早期発見しておきたいものです。

検査が2種類ある!!

乳がん検診には、マンモグラフィーと乳腺エコーの2種類があります。
どちらの検査にも得意不得意があり、どちらかの方が優れているというわけではありません。
両方の検査を受けられればベストですが、現実的にはそうもいかないことがほとんどです。
では、マンモグラフィーと乳腺エコーそれぞれの特徴や、どちらを受けるべきかについて、説明させて頂きます。

マンモグラフィー

マンモグラフィーの特徴

乳房専用のレントゲン検査です。
専用の検査機械があります。
機械の台に乳房を挟みながら圧迫して薄くのばし、上下、左右方向から1枚ずつレントゲン撮影をします。
メリットは小さいしこりや、しこりになる前の石灰化を映し出すことができるため、乳がんの早期発見に威力を発揮します。
また、2015年現在検診での有効性が証明されているのはマンモグラフィーだけです。
デメリットは、検査機械に乳房を挟まれるのがとにかく痛いことです。
また、レントゲン撮影(X線検査)ですので、妊婦さんは受けられません。

乳腺エコーの特徴

乳房に超音波(エコー)をあて、その画像を見る検査です。
乳房表面にゼリーを塗って、その上からプローブと呼ばれる機械をあてて乳房内部を写します。
メリットは、乳房の内部の構造を観察しながら、触診では検出できない小さな病変を見つけることができることです。
また、乳腺と乳がんのしこりの判別が容易です。
また、痛みはなく、X線を使わないので、何度でも検査を受けられ、妊娠中でも検査が可能です。
デメリットは、マンモグラフィのように微細なしこりや石灰化を写すことができないこと。
また、検査する医師により、病変を探す腕に差があるらしく、上手い乳腺外科医ならごく小さい病変も見つけられるようですが、乳腺外科医によっては、若干大きくなったの病変でも見逃す場合があるそうです。

結局どちらの検査をうけたらいいのか?

マンモグラフィー

マンモグラフィーは、乳房が大きく深部まで超音波が届かない方や、乳腺が小さくなって、その代わりに乳房の多くが脂肪に置き換わっている方などは、マンモグラフィが適しています。
ということで、比較的年配の方向けです。
また、妊婦さんは受けれれません。

乳腺エコー

乳腺エコーは、まだ乳腺の発達している世代向けです。
マンモグラフィーでは乳腺の間のしこりを見つけるのが難しい場合があるためです。

結論

40代くらいまでは、乳腺エコーを年1回。
50代からは、マンモグラフィーを年1回。

おわりに

マンモグラフィーと乳腺エコー、1つしか選べないのだったらどちらかという観点で説明させて頂きましたが、可能であれば両方の検査を受けられるのがベストだということは、言うまでもありません。
できるだけ多くの方が検査を受け、乳がんの早期発見に繋がりますよう、お祈りします。

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