幼児に習い事をさせる際のポイント
幼児に習い事をさせる際のポイント
年少になる頃から、習い事を始める子がグッと増えます。
「周りの子が習い事を始めたから、うちの子も何か始めさせようかしら?」
と思うパパママも多いことでしょう。
そこで、子供に習い事を始めさせる際に頭に入れておきたいポイントをお伝えしたいと思います。
始める前に少し考える
子どもが
「○○習いたい!」
と言いだしたからといって、待ってましたとばかりにすぐに習わせずに、体験や見学などに行ってから、習い始めるまでに少し時間を空けるといいでしょう。
幼児はとにかく気が変わりやすいので、数日後には、やっぱり違うことがやりたいなんて言い出すことも。
体験や見学に行ってから、1~2週間経ってもまだやりたいと言っていれば、気まぐれではなくやる気があると見なせるのではないでしょうか。
本人がやりたい事をやらせる
とても多いことなのですが、『脳に良いからピアノ』や、『運動神経を発達させるからスイミング』などという理由で親が習い事を決めてしまうのは危険。
本人がやりたくないのに習わせられるのは、もちろん楽しめませんし、習得どころか、その習い事がトラウマになってしまう事さえあります。
絵画などで感性を伸ばすもよし、スイミング以外にも全身を動かせる習い事もあります。
何より本人が楽しみ、夢中になれる習い事が一番です。
成果を期待しない
習い事を始めると、見ている親の方がついつい熱くなってしまうことも・・・。
スポンサーは大抵パパママですが(笑)あくまでも主役は子どもです。
成果があまり上がらなくても、できるようになったことを褒めてあげるようにしましょう。
その習い事を楽しみ、できるだけ続けていけるように仕向けた方が将来のためになるでしょう。
スケジュールを詰め込み過ぎない
幼児期の遊びは、社会性や集中力、思考力、創造力などを育むことができる大事なことです。
習い事をたくさんこなすのに必死になってしまうと、貴重な遊びの時間が少なくなってしまいます。
また、幼児期に毎日習い事では、体力的にも精神的にも参ってしまいそうですよね。
スケジュールを詰め込み過ぎないように気をつけてあげましょう。
やめ時を考えておく
幼児期の貴重な時間を無駄にしないためにも、習い事を始める前にやめ時を考えておくといいと思います。
本人が、本当にその習い事が好きで続けていたがったら良いと思いますが、惰性でダラダラと続けてしまう場合もありますので、そこは割り切りましょう。
例えばですが、
- 「○級になったら、その時に辞めるかどうか考える」
- 「△△ができたら、その時に辞めるかどうか考える」
- 「1年生になったら、その時に辞めるかどうか考える」
などなど。
終わりが見えていた方が、集中して習い事に取り組めると思います。
おわりに
面白い記事を見つけました。
Jリーガーがサッカーを始めた年齢は? じじさん サッカーコラム J3 Plus+ より
http://llabtooflatot.blog102.fc2.com/blog-entry-2705.html
2010年当時のJリーガーで、幼少時にサッカーを始めていた選手は全体の26.5%に過ぎません。
日本人の多くの選手は小学校1年生~4年生でサッカーを始めているようです。
また、ピアニストになる場合、6歳までに習い始める子が多いですが、こちらにも例外が。
兄弟ピアニスト「レ・フレール」の兄、斎藤守也さんがピアノを始めたのは12歳の時だそうです。
(幼少期からキーボードに触れていた様ですが・・・)
ということで、プロになるためには習わせるのが早ければ良いというわけでは無さそうです。
やはり、才能とやる気ですよね。
幼児の習い事はあくまでも幼児の習い事。
前のめりにならず、楽しんで、いろいろな事を習得していって欲しいものです。