四種混合ワクチンの供給不足と出荷再開と新ワクチン!!(2015秋冬)
四種混合ワクチンが全国的に不足している!!
赤ちゃんの定期接種である四種混合ワクチンの供給不足が問題になっています。
これは、国内で四種混合ワクチンを製造しているメーカー2社のうちの1社に出荷制限がかかっているからです。
10月末から11月上旬にかけて、供給不足を懸念する報道がありました。
11月中旬頃から、接種を停止している医療機関も多いようです。
四種混合の予防接種は乳児期の早いうちに3回続けて定期接種があり、タイトな接種スケジュールに大ダメージが与えられてしまいます。
とても困りますよね。
【リンク】乳幼児の4種混合ワクチン不足 厚労省が対応検討 / 産経ニュース
四種混合ワクチンの必要性
四種混合ワクチンは、ジフテリア、百日せき、破傷風、ポリオの4種の病気予防のためのワクチンです。
特に百日せきは感染力のたいへん強い細菌による感染症で、大人でも感染します。
これが子どもに感染した場合、特に乳児などは重症化しやすいです。
新生児でも感染します。
破傷風もガーデニングや外で活動する人にはよくある感染症です。
小さな傷などから、破傷風菌が入って体の中で増え、筋肉をけいれんさせる重い感染症です。
大人でも抗体が減っている人は追加接種が望まれます。
上記2種の感染症は、比較的よく聞く感染症です。
ジフテリアやポリオも絶滅した感染症ではないので、予防接種が必要なのは言うまでもありません。
そして出荷再開!!
2015年11月下旬、やっと四種混合ワクチンの出荷が再開されるとの報道です。
医療機関の在庫不足がいつ頃解消されるのかは不明ですが、そう長くはかからないでしょう。
【リンク】4種混合ワクチンの出荷再開へ 熊本のメーカー / NHKニュース
【リンク】4混ワクチン、出荷再開へ 品薄続き、厚労省が「自粛」解除 / 産経ニュース
さらに期待の新ワクチン
さらに朗報です。
2015年12月中旬に、四種混合の新ワクチンが供給されます。
これは、4種のうちのポリオ部分に今までの四種混合ワクチンとは違った株の製造法で作られたものです。
長くなるので、新ワクチンの話はまた後日ということで。