流行性角結膜炎(はやり目)の症状や治療法、予防法は!?
流行性角結膜炎のニュース
流行性角結膜炎(はやり目)、流行っているようです。
今更ながら、ニュースになっていたことに気が付きました。
【リンク】「はやり目」の流行続く 症状を引き起こしやすいタイプが流行 / FNN
そして、前回記事です。
【関連記事】【2015年秋】静かに流行中! 流行性角結膜炎(はやり目)って何??
それでは、流行性角結膜炎の症状の症状や治療法、予防法などの情報を。
流行性角結膜炎の症状
潜伏期は8~14日です。
発病後7~14日程度で治る場合が多いです。
急に発症して、白目が充血し、目やにがたくさん出ます。
まぶたが腫れたり、涙目になったりもします。
感染力が強く、両目とも感染しやすいのですが、最初に感染した側の眼の方が症状が強いようです。
耳前リンパ節のが腫れることもあります。
角膜に炎症が及ぶと透明度が低下し、数年間濁ったままになることがあるそうです。
新生児や乳児では炎症が強くなりやすく、偽膜性結膜炎を起こし、細菌との混合感染で角膜がとけて小さい穴があいてしまう場合があり注意が必要だそうです。
流行性角結膜炎の感染経路
はやり目の人が目を触った手でモノを触り、他の人がそれに触って目をこするなどすると、高い確率で感染します。
保育園、幼稚園、学校、職場、病院、家庭内などの場所や、プールの水などを介して、流行的発症がみられます。
タオルなどを介しても感染しますが、空気感染はしません。
流行性角結膜炎の治療法
2015年現在、残念ながらアデノウイルスに対して有効な薬はありません。
対症療法的に抗炎症剤の点眼(目薬)を行います。
角膜に炎症や混濁がある場合は、ステロイド剤を点眼します。
細菌の混合感染の可能性があるので、抗菌剤の点眼もします。
流行性角結膜炎の家庭でのケア
とにもかくにも、まずは十分な休養をとって体力を落とさないことが大事です。
また、発症してから2週間以内の間は感染力が続く、できるだけ他人との接触を避ける事が望ましいです。
眼をさわったらすぐに石鹸と流水で手洗いをするようにします。
タオル、枕、なども目やにや涙が付きそうな物の共用は避けます。
感染した人は、お風呂はは家族内で最後に入るか、入浴したあとの湯を交換します。
残り湯を洗濯などに使わないようにします。
また、感染者の洗濯物は、家族のものと分けましょう。
流行性角結膜炎時の登園・登校
流行性角結膜炎は、小中学校及び幼稚園において予防すべき感染症と出席停止期間の第3種にあたります。
大抵の場合、出席停止の基準表では、『医師が感染の恐れがないと判断するまで登校不可』との記載があります。
発症してから1週間以上かかるでしょう。
パパママは大ダメージですね。
流行性角結膜炎の予防法
ウイルスから完璧に防御するのは難しいことですが、涙・目やにに触れた手などから感染するので、まめに手洗いをすること。
タオルなど目に触れるようなものは、人と共有しないようにすること。
おわりに
こんなに厄介な結膜炎があるとは知りませんでした。
特に、我が家では子どもを2人ともスイミングスクールへ行かせているので、感染するのではないかとヒヤヒヤします。
アデノウイルス用の薬が早く開発されることを望むばかりです。