【2015年秋】新型ノロウイルスが発見される!!免疫つかずに大流行懸念!!
新型ノロウイルスが流行の兆しです!
国立感染症研究所によると、新型ノロウイルス『GII.17』が検出されたようです。
川崎市内で発生した食中毒事例を含む感染性胃腸炎患者から、新たな遺伝子型のノロウイルス（NoV）GII.P17-GII.17が検出された。流行状況調査と遺伝子解析を行った結果、2014/15冬季シーズンの1月以降に広域流行を引き起こしていたことが明らかになった。この新規NoV GII.P17-GII.17は、中国、台湾などでも流行が確認されており、2015/16シーズンに大流行する可能性がある。そのため今季の流行の立ち上がりに厳重な監視が必要である。
【リンク】新規遺伝子型ノロウイルスGII.P17-GII.17の流行 ／ 国立感染症研究所
ただ、上記の抜粋文を見る限り、すでに昨シーズン(2014-2015)には広域で流行していたようですが･･･。
免疫が無いがゆえの大流行の懸念!?
基本的に、感染症や伝染病では、免疫の獲得・保持が出来ていないものに感染します。
今回は、今まで主に流行していたノロウイルス『GII.4』という種類のものではなく、遺伝子型が既存のものから変異したもので、ほとんどの人に免疫がありません。
よって、大流行の懸念があります。
2006-2007シーズンに大流行した際にも、それまでに流行していたウイルスの型が変異し、新型ウイルスとなり大流行しました。
今回も似たようなケースのようです。
流行している地域は!?
今のところ、新型ノロウイルスが検出された地域として発表されているのは、神奈川県(川崎市)、三重県ですが、長野県、埼玉県、栃木県、大阪府でも検出されているようです。
中国や台湾でも流行しているようですので、流行が全国的に拡がるのは時間の問題でしょう。
先日、宮城県で集団の感染性胃腸炎があり、その一部の方からノロウイルスが検出されましたが、それが新型ノロウイルスによるものかは明かされていません。